生乾きの与太話をモゾモゾと書いてます。読んだアナタの口元が、「ふにゃ」と緩めばしてやったり。日常の隙間にご覧あれ。
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*-*-*-*-*-*-*-*-*
◆ライブ情報◆
────
7/26(水)
心斎橋「パルチザン」
w/磯崎陽平(50/50's)
開場19:30/開演20:00/¥1500(1ドリンク付)
────
8月3日(木)
日本橋「太陽と月」
<居酒屋シミズ>
19時開店予定
────
8月6日(日)
塚本「エレバティ」
w/槇平れん/市場寿司郎/米谷考平/シンコウズ
開場18:00/開演18:30/adv¥1500/door¥2000(1dr別途)
────
8/19→20(土・日)
三重 豊津上野「海の家ええかげん」
<ミエフェス。vol.8>
開場10時/開演11時
────
8/21(月)
名古屋 池下「GURU×GURU」
開場19:30/開演20:00/¥1500(要1ドリンク注文)
出演:シミズマサト/稲造/他
────
8/27(日)
東心斎橋「居酒屋ほおずき」
<日本酒と落語の会>
出演:古今とこ頻ん尿/ナマス亭ひとり
開演:18時(各一席ずつ)
────
9/24(日)
東心斎橋「居酒屋ほおずき」
<日本酒と弾き語りLive」
出演:いわいあや子/シミズマサト
1部開演:18:00〜/2部開演:19:30〜/¥投げ銭
────
(敬称略)

*-*-*-*-*-*-*-*-*

↓文庫本が出来ました↓

あまりに少ない初版数に、出来たその日から品切れ中。増刷に向けて労働します。とほほ。

*-*-*-*-*-*-*-*-*

◇終了したライブ◇
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1/7 シルバーウイングス
関口哲也/立川玄

1/11 太陽と月
前原淳平/川内聡一朗/ショウジョウハイライト

1/24 かつおの遊び場
半田悦久/ひとりナマステ/rufflls

1/26 ワンドロップ
森口英彦/磯山達也/

1/30 太陽と月
岡田真美/かるちん/萌えもえにゃんにゃん

2/3 エレバティ
新巻和樹/岩井わい/きたぼー

2/5 セラー
<アメリカ村フォークジャンボリー>

2/12 Mele
井戸正太/後藤明/おはるの時間/陸奥拳

2/14 太陽と月
ベベルとエンボス/記憶ソーダ/lee:no

2/18 酔夏男
町田直隆/岸っしゃん/ぶすぶりっこ/キャミストリー/石田千尋

2/20 パルチザン
田渕光成

4/12 Brothers & Sisters
lee:no/稲田一馬/

4/23 Mele
口石和人(サンドバックス)/柴田太尊/辰巳慶一/山下ヒロシ(ラダー)

4/25 パルチザン
堀田ダチオ

4/29 ファンダンゴ
<パルチザン10周年記念イベント>

5/1 アヒルノ
<リニューアルパーティー>

5/2 パルチザン
カシダ

5/3 太陽と月
<第一回よせて寄席>
鯉鮎亭ボタン/ロック亭チリ紙/ロック亭ルーズ/三名/ひとりナマステ(ギター漫談)

5/13 エレバティ
フラフープス/礒野聖矢/Theムッシュビ♂ト

5/17 テハンノ
seiji/山田智史/トウギシカズヤ

5/24 太陽と月
小泉洋平/CAT FISH KING/ミッキー大畠

6/4 Mele
UpperSixx/Beg/ナガタヨシキ/ytakeko(oops! here I go again)

6/18 酔夏男
金丸亮太(雨市)/キタ(than)/さかもとたかはる

6/20 Mele
<Barプカプカ20周年記念ライブ>

6/26 太陽と月
Katsu/福重ユキオ/Tiny

7/3 エレバティ
石の拳/THE HOT TiMES/モンゴリアンダイナマイツ/見市雨桃

7/16 Mele
井戸正太/moca/辰己慶一/UpperSixx

7/20 太陽と月
<第二回よせて寄席>
鯉鮎亭ボタン/三名(みつな)/猪家熊吉/ミサイル濱野/おぎの信号/露の新幸

7/28 パルチザン
<実機なき戦い>
登山正文 VS シミズマサト ツーマンライブ

7/29 酔夏男
『背筋も凍る怖い話大会〜絶対にSNSにはあげられない〜』
じゃっく

7/31 気仙沼まただいん
鯉鮎亭ボタン/くぼ&みのうら/Tender and Paul.Naru

8/4 ネガポジ
谷直也(gue)/リュウジ/伴野一輝

8/15 海の家 ええかげん
<ミエフェス Vol.6>

8/22 VOXhall
町田直隆/マルヤマトモコ/キチュウ

8/25 テハンノ
「悠」/くビれ/

8/28 太陽と月
キタ(than)/バニーマツモロ/siva

9/13 太陽と月
シミズマサト主催イベント
<エンゲイミュージアム>
じゃっく(イヌガヨ)/正垣祐樹/ひこーき雲/馬と魚/市村マサミ/鯉鮎亭ボタン/露の新幸/ひとりナマステ/デジタルケイタ

9/17 Mele
広島綾子(東京)/はあとぶれいく/辰巳慶一/滝口ナオシゲ/

9/25 エレバティ
岩井わい/ キタ(than) /玉木英雄(キリングマネーズ)

10/1 セラー
<アメリカ村フォークジャンボリー>

10/2 Mele
朝倉祐太(モンスターロシモフ)/cue/マロニエ堂/橋村恭平

10/11 そぶら山荘
<ハミングバードフェスティバル>

10/23 太陽と月
阿木伸雄/萌えもえにゃんにゃん/藤本歩美

10/25 ライヴ喫茶 亀
<デジ亀寄席>
つづら/まとばっくす/桐のはこぶた/桐のぎりぎり/女御亭伝喜
企画・構成 高田豪

10/30 プカプカ
<生音ライブ>

11/6 Mele
口石和人(サンドバックス)/マロニエ堂/滝口ナオシゲ/市川与一

11/7 パルチザン
Capo

11/23 太陽と月
<第3回 よせて寄席>
鯉鮎亭ボタン/三名/ロック亭メロディ/Muicy

11/27 エレバティ
バカ力/しんぐべー(黒色青年)/ぴろ男爵

12/3 セラー
<アメ村フォークジャンボリー>

12/4 BlueEyes
立川玄/ゆとリズム♨︎

12/13 太陽と月
不二才/小泉洋平/矢本健士

12/19 音家松林商店
方々/儀間博幸/THE★わたる

12/21 パルチザン
奥村由希

12/30 Mele
<メレメレ忘年会>

1/5 エレバティ
市村マサミ/進藤宏希/リー・ルード/吉見拓哉

1/17 太陽と月
<新春!第四回 よせて寄席>
鯉鮎亭ボタン/三名/夕凪亭あおひげ

1/18 酔夏男
<新春ホームラン王決定戦>

1/21 Mele
THE HOT TiMES/あうんさん・すうじぃ/Risa, Steg & Mayers

2/12 パルチザン
杉本ユーイチ

2/14 Cafe&BAR 大丈夫
<第1回大丈夫杯 大喜利選手権>
やっさんブル/あまっぺ(タロッツ)/Fワラさん/なべちゃん(Lainy J Groove)/わんぱく清水/大喜利司会:カジワラコウジ

2/18 tora
まえざわけんいち/快賊guld+/あわめ/芽衣子

2/27 酔夏男
岡部洋子/サワラデザート/藤井えい子/あさじ

2/29 Mele
口石和人(サンドバックス)/雪盗境士/シモヤンツジヤン/ナガタヨシキ

3/3 セラー
<アメリカ村フォークジャンボリー>

3/17 エレバティ
キタ(than)/びばオチアイ/kitabow/ビリーボーイ

3/19 BlueEyes
浮浪雲/VJ☆脱肛/寅(富山)/登山正文(私の思い出)

3/26 太陽と月
沸き出せ!温泉ズ/大島圭太/キタ(than)

4/2 クラブウォーター
イッポンマツ/小川アキオ/モンキーサイクル/方々(HOBO)&みっちゃん&長芳弘

4/13 ネガポジ
ヘテロズ/永倉彩乃/Novelman

4/22 セブンデイズ
<真下梓レコ発>
真下梓/石田千尋

4/29 ファンダンゴ
<パルチザン11周年イベント>

5/3 ライヴ喫茶「亀」
つづら/まとばっくす/泥亀亭ヤング/山田とし

5/14 Cafe&BAR 大丈夫
マサ・タケダ/モロボシキルオ

5/17 酔夏男
田高健太郎/傷心の松/サワラデザート/藤山拓

5/20 Mele
<メガネのスリーマン>
マロニエ堂/ムッケンナガノ

5/22 宙空Bar テオ
<宙空Barテオ こけら落とし寄席>
ジョン・リー・ふか丸/麻石家パンク

5/29 Cafe&BAR 大丈夫
<いつまでも世界は…>

6/2 セラー
<アメリカ村フォークジャンボリー>

6/10 tora
ハナウタ/山本悠介/畑歩/KEEWO

6/16 エレバティ
生き仏/見市雨桃/僕のカリフラワーちゃん/フラフープス

6/19 BARプカプカ
キウチユウスケ

7/12 太陽と月
方々(HOBO)/カオリーニョ藤原/外村伸二

7/16 Cafe&BAR 大丈夫
マサ・タケダ/モロボシキルオ/橋村恭平

7/24 居酒屋ほおずき
正垣祐樹

7/31 太陽と月
<第伍回 よせて寄席>
ナマス亭ひとり/ロック亭チリ紙/三名/罪華子

8/1 酔夏男
さかもとたかはる/岸っしゃん/下町ドンピシャーズ/市村マサミ/親斗

8/12 GURU×GURU
マサ・タケダ/モロボシキルオ

8/20-21
<ミエフェス vol.7>

8/30 エレバティ
町屋菊一/松本英二郎/吉見拓哉/スケモンのロング

9/1 セラー
<フォークジャンボリー>

9/3 tora ※落語
瀬戸楓太/市村順平/関大介

9/9 酔夏男
廣瀬義政/金丸亮太(雨市)/サコウイサオ/豊田梵

9/15 Mele
じゅん☆ONE/辰巳慶一/後藤明/山下ヒロシ(ラダー)/ツキミツカオリ

9/24 Ma-ha
<Moodoor vol.33>
Music:Tisavo/大停電(solo)/Tsukiko LOVE/シミズマサト
Live Paint:silsil/松田真哉/tsubasa./コジマユイ

10/2 プカプカ
<生歌ワンマン>

10/8 大丈夫
モロボシキルオ/橋村恭平/だいすけ/マサ・タケダ

10/15 パルチザン
いわいあや子/大石隼輔

10/21 tora
than/吉見拓哉

10/28 Mele
ザ・ディディディディーズ(東京)/NIAGARA BUILDING/THE PENNY LANES

10/30 太陽と月
<第六回よせて寄席>
鯉鮎亭ボタン/三名/ナマス亭ひとり/古今とこ頻ん尿

11/3 セラー
<アメリカ村フォークジャンボリー>

11/12 ReedCafe
大津光央

11/13 ほおずき
<ひやおろしと弾き語り>
マサ・タケダ

11/20 太陽と月
<ヒントのピント>
露の新幸/ひとりナマステ

11/22 Mele
吉見拓哉/ぴろ男爵/滝口ナオシゲ/辰巳慶一

12/3 大丈夫
マサ・タケダ/橋村恭平/高倉尚吾

12/12 Guru×Guru
429/星空じゅんこ

12/17 パルチザン
キタムラリョウ/ハグ林

12/21 セラー
<アメリカ村フォークジャンボリー>

12/30 Mele
<メレメレ忘年会>

1/6 酔夏男
藤山拓/よりえ/キタ(than)/市村マサミ

1/20 エレバティ
米谷考平/オータムス(単騎)/鈴本彰

1/23 酔夏男
ザ・サウスソース/立川玄/豊田梵/ユウキミリオンセラー/まえだけんた

1/29 太陽と月
<第七回 よせて寄席>
濁り酒二合/ナマス亭ひとり/サオリン城間

2/3 酔夏男
岡部謙吾/マサ・タケダ/さかもとたかはる/秋山カラスウリ

2/16 tora
ザ・ツイてるず/脳内麻薬/The Hula Foops/パン〜THE王様クジラ〜

2/18 パルチザン
いわいあや子/大石隼輔

3/8 ネガポジ
伯川修平/Nonsugar/Novelman

3/12 居酒屋ほおずき
じゃっく(イヌガヨ)

3/31 GURU×GURU
橋本進/ギターうなぎ

4/12 鮨処小町
Nの集落/マサ・タケダ

4/15 パルチザン
<シミズマサト独演会>

4/22 BARプカプカ
市村マサミ

4/29 ファンダンゴ
<パルチザン12周年イベント>
ジャカランタン/西島衛/浮浪雲/久保田和之/市村マサミ/マサタケダレディオデイズ/清水由貴/アフターアワーズ/ロマネ/らせん/Bacon

4/30 太陽と月
<第八回 よせて寄席>
野D/ミサイル亭濱野/ナマス亭ひとり/三名/魅多羅詩じゅん子

5/8 酔夏男
藤山拓/320/傷心の松/飛松正輝/オガサワラヒロユキ

5/11 BEATLE
<フォークジャンボリー>

5/26 エレバティ
吉見拓哉/びばオチアイ/siva/岩井わい

6/4 朝日温泉
<銭湯に行こう!Vol.6>

6/10 パルチザン
いわいあや子/大石隼輔

6/13 パルチザン
<落語三人会>
武田家酔ん愚/濁り酒二合

6/16 tora
芽衣子/おーやなち。/武内太一

6/18 プカプカ
磯崎陽平(50/50's)

7/1 酔夏男
もりやまかずひさ/じゃっく(イヌガヨ)/岡部謙吾(イヌガヨ)

7/8 Mele ※シミズ楽隊にて
THE HI HAT WHISKY/ザ・サンダーボーイズ

7/12 ロフトプラスワンウエスト
<御SHOW会LIVE 第三夜>
徳永由希/なかのいくみ/あんどーまいか/山本新/ぼけなすび(ヒミツノミヤコ)

7/21 酔夏男
市村マサミ/豊田梵/キタ(than)/井上聖悟


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943号 「コーヨーとライフ」
 今回は徹底的に個人的な内容にしてみたい。

 我が家からの徒歩圏内にはスーパーマーケットがふたつある。コーヨーとライフだ。町の古株はコーヨーの方で、ライフはそのすぐ近くに昨年オープンしている。当然、通い慣れているのはコーヨー。しかし、ライフはコーヨーの3〜4倍ほどの店舗面積を誇り、品揃えも豊富だ。従って、買いたい物とそのジャンルや品数にあわせて、どちらのスーパーに行くかを決める、というのが基本的なスタンスになるが、実際のところ広過ぎるスーパーはどうにも疲れてしまうので、心情としてはややコーヨー贔屓、というのがより正確な分析になるだろう。


 と、ここまでは他人も共感しやすい内容だと思う。近所にスーパーが複数ある場合、このような思考プロセスで行くスーパーを選択するのは自然なことだ。より徹底的に個人的な内容になっていくのは、ここからである。


 まず話しておかなければならないのは、僕が非常に寿司によわいということだ。握りにも巻きにもよわいので、本質としては酢飯によわいのかもしれないが、まぁとにかくよわい。

 ある晴れた日。別に曇りでも雨降りでもよいが、晩飯に向けて買い物に行く僕。行き先はコーヨーだ。野菜から鮮魚、肉と売り場を巡り、作りたい料理をあたまで組み立てながら、カゴの中はどんどん充実していく。その日だけのプリミティブなインテリアコーディネートがカゴ内で完成を見たところで、レジに向かう。当然だ。出口に向かう訳にはいかない。

 そう、レジに向かわなければならないのだ。しかし、である。ここが今回のコラムの最重要点。モスト・インポータント。コーヨーのレジ前は、寿司売り場になっているのだ。


 寿司売り場はいつもきらきらしている。色取り取りの華やかさで、眺めていると火つきの煙管が幾つも差し出されている遊郭の光景が思い浮かび、「上巻きだな」「鉄火もあるな」「助六に割引シールが貼ってあるな」などと口をもごもごさせている内、弾んできた心のままに手が動いて、僕はひとつの寿司をカゴの上に置いてしまう。インテリアが崩れる瞬間である。

 当然、帰宅した後の晩飯には存在感の強い寿司がいるから、充実させていたカゴの中身は大半が冷蔵庫に押し込まれることになる。通い慣れていて、かつ店舗面積もちょうどよいコーヨーの、唯一の罠がこれだ。

 一方、広過ぎる店舗面積ではあるものの、ライフのレジ前は漬け物売り場になっており、こちらは何とかかわせる。コーディネートを崩すことなく買い物を終えることが出来、結果、冷蔵庫のインテリアも安定する訳だ。


 難しい。なかなか上手くいかない。全てが自分に都合良く最適化されることなどないこの世界において、スーパーマーケットもまた然りだ。僕の徹底的に個人的な日々の葛藤、お分かり頂けただろうか。寿司に高揚する生活の話、これにて幕切れ。
 

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# by lofibox | 2017-07-20 20:24 | ノーマルコラム
942号 「例えばこれがずんだもちなら……?」
 シベリアで訓練中のソ連軍部隊。その頭上に突如UFOが現れ、部隊はこれを地対空ミサイルで撃墜した。すると墜落したUFOから5体の小型ヒューマノイドが出て来て、瞬く間にそれらが1体に融合。明るく輝き出したかと思うと数秒後には爆発し、それを目撃していた23人の兵士は石になってしまったそうだ。

 これは、ソ連崩壊に伴いCIAに流出したとされる、KGBが保有していた機密資料の中に紛れ込んでいた報告書にあった内容だそうで、同文書は現在CIAの公式ウェブサイトでも閲覧可能、とのことである。今日付けのニュースの見出しを眺めていて見つけた記事だ。


 UFOの存在すらあやふやだと思っていたら、これだ。地対空ミサイルで撃墜するわ、そこから5体も小型宇宙人が出て来るわ、そいつらが驚天動地のフュージョンをキメるわで、トッピングだけでもう大盛り。機密資料がポップにウェブで閲覧出来るという飛び級ぶりも含めて、事実か虚構か、そんなことはどうでもいいよね?という気持ちにさせてくれる記事。ここまでの盛り付けをされると、最後の兵士が石になっちゃったところなんかは些細なことで、例えばこれが羊羹でもういろうでも話は繋げられると思う。


 ういろうになってしまった場合、宇宙人よりもまず名古屋が疑われるだろう。何かの物質に変化してしまった兵士。ちょっと甘い匂いがするのでぺろっと舐めてみた一人が、「こりゃういろうじゃないか!」と叫んで、これは名古屋の仕業じゃないかということになる。その場合、機密資料が公開されるのはCIAじゃなくてどこかの地方都市の観光協会のウェブサイトになるだろう。

 では、たこ焼きになってしまった場合はどうか。やはり大阪が疑われるかもしれない。しかし、宇宙人というのを火星人に絞って考えればどうだ。別の可能性が見えてくるのではないか……?


 つらつらと書いていたら、別の可能性どころか話の落としどころが見えなくなってきたので「……?」と結論をぼかしてみた。しかしそれにしても、「火星人=タコ型」という強烈なすり込みは、僕らの宇宙像を幾らか楽しいものにしてくれているなあ。
 

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# by lofibox | 2017-07-16 18:09 | ノーマルコラム
941号 「一寸先はダーク」
 「7カ国語を流暢に話す4歳の女の子がいる」という話題が、世界中で拡散されているらしい。

 女の子はロシア出身。一般参加型のテレビ番組に出演して、そこでロシア語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、アラビア語の7カ国語を話すネイティブスピーカーたちと流暢に会話をしてみせた、とのこと。母国語すらおぼつかないはずの年齢で、まさに驚異的というほかない。

 ところで僕は、高校卒業後に地元を離れ、大阪に住んで16年になるおじさんだが、すっかり地元の方言も思い出せなくなり、といって関西弁もいまひとつ板についていない。「お前のなんでやねんはなんかおかしい」などとも言われる中、江戸落語をはじめてしまった影響で、ますますどこの話し言葉で会話しているのかわからなくなってしまった。

 遊ぶようにしていつのまにか7カ国語を話せるようになったという4歳の女の子と、意図せずしていつのまにか3つの方言がごちゃごちゃに混ざってしまったおじさん。このままではいけない。彼女からしたら僕は九官鳥にも劣るおじさんだ。ここは一念発起、英語の勉強からやり直そうか。話せるようになってみようか。

 もしかして、それも混ざってしまうのだろうか。
 

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# by lofibox | 2017-06-15 22:17 | ノーマルコラム
940号 「チャックが壊れて」
 買ったばかりのカバンのチャックが壊れた。

 それで僕はいま、修学旅行のことを思い出している。


 小学校の修学旅行、僕らの行き先は京都と奈良だった。初日の自由行動で京都の街を歩いていた僕らは、見るもの全てが新鮮に写る中、お土産物屋の木刀に目が留まる。見るもの全てが新鮮に写っているにも関わらず、木刀に目が留まってしまうのが少年の性だということは、当然みなさんも知っていることだろう。

 幾人かの同級生が、木刀を買っていた。それはけっこうな決断のはずだった。キーホルダーなどの小物と違い、木刀は大物だ。値段も高い。初日のこの段階で木刀に大金を使ってしまえば、奈良が丸ごとウインドーショッピングになる羽目にもなりかねない。何が目に留まろうとただ歯噛みするのみ。それがわかっていながら、この段階で木刀に大金を使ってしまうのが少年の性だということは、当然みなさんも知っていることだろう。


 僕もその少年のひとりだった。ひとりではあったが、僕の失敗は他の少年たちよりひとつ多かった。天の邪鬼の上に馬鹿だった僕は、ヌンチャクを買ってしまったのだ。

 大袈裟に書いてはいるが、実際のところこれはそう珍しいことではないだろう。どこのクラスにもひとりはいたんじゃないかと思う。天の邪鬼の馬鹿が。ヌンチャクを買った奴が。そういう人たちで今度オフ会でもしましょう。たぶんみんな夜型だから、深夜までどっぷりと。

 振り回せば振り回すほどかっこいい木刀に比べて、振り回せば振り回すほどからだが痛いのがヌンチャクだった。そして僕はいま、振り回せば振り回すほどこころが痛い暮らしぶりを酒で誤摩化しているおじさんになっている。何を言わせるのか。勢いで走り出したペンを創作意欲が向かうままに任せていたらこんなことになった。キーボード打ってんですけどね。


 チャックが壊れてヌンチャクのことを思い出したのも、今日がはじめてだった。
 
 

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# by lofibox | 2017-05-19 00:02 | ノーマルコラム
939号 「待ち望んだ日」
 3年前の春、これから訴える内容と同じテーマのことを、僕はここに書いている。が、もう一度書きたい。訴えたい。「メガネが曇らないマスク」について。

 これまで僕は「マスクの上部に針金のようなものが通っていて鼻にフィットさせることが出来、それによってメガネに空気が抜けず曇らないマスク」を使用していた。しかしそれでもメガネは曇った。「鼻の形がおかしいのかな?」などと僕は自分を疑いかけたが、他のメガネ人から話を聞いたところみんなも同様のマスクで曇っているらしく、とりあえず身体的特徴への疑いを晴らした僕は、「本当にメガネが曇らないマスク」の開発を待つ事にした。ここまでが3年前に書いた内容だ。


 そしてこの度、僕は見つけた。新しい機構を組み込んだマスクを。

 それは、「上部の鼻に被さる部分が目元まで伸びており、そこをメガネの鼻当てで押さえる事によってメガネに空気が抜けず曇らないマスク」だった。

 店頭でその商品を見た僕は「なるほど!」と手を打った。メガネ側のパーツである鼻当てを活かそうというのは新しいじゃないか。これこそまさに、僕が待ち望んでいた「本当にメガネが曇らないマスク」に違いない。僕はうきうきしながらそのマスクを購入し、それまで装着していた針金のマスクを外した。

 曇らないように慎重に呼吸をしていても尚、じわじわと曇ってきた針金マスク。でも、がんばってくれた方だよ。花粉が僕の鼻を刺激するようになったあの日から、僕らのメガネ&マスク戦争は始まったよね。あれから何年も経った。いろんなマスクを試したけれど、君がいちばんがんばってくれたんだ。サンキュー針金マスク。そっと上着のポケットにしまう。


 力強い季節の風が、すべての雲を吹き飛ばしたような、晴れやかな春の空。新たなマスクを装着しての一歩を踏み出した僕の視界は、三歩目で曇っていた。
 
 

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# by lofibox | 2017-04-06 18:43 | ノーマルコラム