「7カ国語を流暢に話す4歳の女の子がいる」という話題が、世界中で拡散されているらしい。
女の子はロシア出身。一般参加型のテレビ番組に出演して、そこでロシア語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、アラビア語の7カ国語を話すネイティブスピーカーたちと流暢に会話をしてみせた、とのこと。母国語すらおぼつかないはずの年齢で、まさに驚異的というほかない。
ところで僕は、高校卒業後に地元を離れ、大阪に住んで16年になるおじさんだが、すっかり地元の方言も思い出せなくなり、といって関西弁もいまひとつ板についていない。「お前のなんでやねんはなんかおかしい」などとも言われる中、江戸落語をはじめてしまった影響で、ますますどこの話し言葉で会話しているのかわからなくなってしまった。
遊ぶようにしていつのまにか7カ国語を話せるようになったという4歳の女の子と、意図せずしていつのまにか3つの方言がごちゃごちゃに混ざってしまったおじさん。このままではいけない。彼女からしたら僕は九官鳥にも劣るおじさんだ。ここは一念発起、英語の勉強からやり直そうか。話せるようになってみようか。
もしかして、それも混ざってしまうのだろうか。