スペイン北部のパンプローナで、毎年恒例の「牛追い祭り」が行われたそうだ。
今年も大勢の参加者が集まったようで、牛に追われるスリルに取り憑かれた人々は後を絶たないらしい。昨年の祭りで牛の角に突かれ、生死の境をさまよったという男は、「牛の前に立つと、ものすごくハイな状態になる」と言っていて、懲りずに今年も牛に追われたとのこと。いやはや、困った憑き物である。
ところで日本でも、「牛を目の前にしてものすごくハイになっているひと」自体は、焼き肉屋に行けば目にすることが出来る。
彼らのトングさばきは鮮やかで、無駄がない。そして、焼き過ぎを激しく嫌悪しており、焼けた端からひょいひょいと網からあげて、順番にみんなの皿に運んで行くシステムで動いている。「鶏の方が好きだ」などと口にしようものなら、お前はおかしい、それでも男かと、DNAレベルで蔑まれるハメになるから気をつけた方がいい。これもまた、牛に取り憑かれた男の姿であろうか。
詰まるところ、牛に夢中になるにも程々がよいということだろう。牛に取り憑かれて成功している男性なんて田中義剛ぐらいのものだ。注意されたし。
※次のライブは、7/16(土)大阪 曽根 [ ALL ] と、
7/17(日)大阪 道頓堀 [ かつおの遊び場 ] です。ぜひぜひ!
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