とりあえず「モルォを投げる人」を、「フラバン」と名付ける事にしよう。打つ人は「ヘルシア」だ。500年後ぐらいにネーミングの安易さを指摘される気がするのは気のせいに違いない。そうだ、ついでに我が軍の名前も決めておこう。将来的に表舞台に出て行くにはいずれ必要になるものだ。よし「うぐいす」にしよう。3秒で決めた。
さぁ、いよいよ我がうぐいすも、モルォのスペシャリストフラバン、ポリエステルマスターのヘルシアが決まった。ヘルシアはもちろんこの僕。フラバンは鳩胸。じゃない、正宗だ。このさいバカ宗でもいいかな。なんかもうやりたい放題だなぁ。少しだけゴメリンコな気もあるけれど、大事前の小事。彼も解ってくれるだろう。とにかくこれで、試合が出来る。早速やってみたいぞ。
それには試合相手が必要だ。一方のフラバンのモルォをもう一方のヘルシアがポリエステルで打つ。交互にそれを、そうさなぁ、4回ぐらい繰り返して、たくさん飛ばせた方の勝ちって事にしよう。となると相手が二人かぁ。うーん、どうしたものか。
ひとまず町のあちこちに立て札を立てる事にした。内容はこうだ。
【毎度おなじみ空振丸が考案しました「やきゅう」でもって、溜まった脂肪を燃やしてみないかい?二人一組で○月×日△の刻に原っぱらっぱーに集合してちょ】
むやみに人を集めてやろうと思ったのでこんな内容にしてみた。方針としては間違っていない。これでいいのだ。
そうだ、相手のポリエステルも用意しとかないとな。幻さんに頼んでおこう。みかんもたくさん食べなきゃね。忙しくなるぞ!