前々回のコラムで、「サンタクロースに扮した人が集まった最多数」の世界記録がバンバン更新されていることについて触れたが、「世界一長い焼き鳥」の記録もまた、バンバン更新されているらしい。
実は、この「世界一長い焼き鳥」については、686号で一度取り上げており、その記録が現在も更新され続けているという記事を、この度偶然見つけた訳である。
それによると、平成18年の段階では11メートルであった世界一長い焼き鳥は、平成21年になると24.24メートルになっており、また、その僅か3年の間に更新された回数は実に11度。かなり刻まれているのだ。何が人をそこまでさせるのだろうか。
記事は、「焼き鳥戦国時代が到来した」と告げており、これは同時に焼き鳥の凄さが美味さではなくメートルで語られる時代が到来したことも意味している。平成19年に更新された20.71メートルの焼き鳥は、その半年後に20.85メートルという僅差の焼き鳥に記録を破られており、その熾烈さはチキンと、いやキチンと計測しなければ怒られてしまう程だろう。
さらに最近の記録を探してみると、なんと90メートルの世界一長い焼き鳥というのも見つけてしまう始末で、「どうなっているのかな?」と戸惑う僕に、「この土地の焼き鳥は豚肉を使用するのが特徴」という一文まで飛び込んで来て、いよいよパニック。さすがの戦国時代なのである。
また、モノが焼き鳥だけに、根元の方のは咥えたまま80メートルぐらい蟹歩きをするのかな?そういうところはチキンと、いやキチンとやるのかな?と、そんなことを考えながら、今回のコラムを終わりにしたいと思います。