世界最小の独立国、バチカン市国。
カトリック教会の総本山であるこの地には数多くの秘密が隠されており、なんとSFファンタジーでお馴染み、あのタイムマシンの存在までまことしやかに噂されているという。
そのタイムマシンと考えられている不思議なデバイスは、「クロノバイザー」と呼ばれているらしい。おお、なんいうカッコよさだろう。男の子のハートを鷲掴み。「クロノ・バイザー」とナカグロを入れてみたくなる程だ。
こういうカッコよさにときめく少年のような心が、まだある。いい年をしてどうだろうと思わなくもないが、それよりも問題なのは、僕の中にそれとはまた別の少年のような心があって、そいつが僕にわざと「バカチン市国」と読み間違えさせて喜ぼうとしていることだ。
自分でもどうかと思う。少年のような心も大概にしなくては。もっとしっかりしなくちゃいけない。冷静に、少しはクールにならないとダメだ。はじめてバリ島の地名に「キンタマーニ高原」を見つけて喜んだりときめいたりしたのは、もう何十年も前のことじゃないか。「バカチン市国」でニヤついている場合じゃないぞ!
そう考えようとした僕をあざ笑うかのように、
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こんなことが書いてあるのだから、まったく、ばかちん聖職者には困ったものだ。