生乾きの与太話をモゾモゾと書いてます。読んだアナタの口元が、「ふにゃ」と緩めばしてやったり。日常の隙間にご覧あれ。
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943号 「コーヨーとライフ」
 今回は徹底的に個人的な内容にしてみたい。

 我が家からの徒歩圏内にはスーパーマーケットがふたつある。コーヨーとライフだ。町の古株はコーヨーの方で、ライフはそのすぐ近くに昨年オープンしている。当然、通い慣れているのはコーヨー。しかし、ライフはコーヨーの3〜4倍ほどの店舗面積を誇り、品揃えも豊富だ。従って、買いたい物とそのジャンルや品数にあわせて、どちらのスーパーに行くかを決める、というのが基本的なスタンスになるが、実際のところ広過ぎるスーパーはどうにも疲れてしまうので、心情としてはややコーヨー贔屓、というのがより正確な分析になるだろう。


 と、ここまでは他人も共感しやすい内容だと思う。近所にスーパーが複数ある場合、このような思考プロセスで行くスーパーを選択するのは自然なことだ。より徹底的に個人的な内容になっていくのは、ここからである。


 まず話しておかなければならないのは、僕が非常に寿司によわいということだ。握りにも巻きにもよわいので、本質としては酢飯によわいのかもしれないが、まぁとにかくよわい。

 ある晴れた日。別に曇りでも雨降りでもよいが、晩飯に向けて買い物に行く僕。行き先はコーヨーだ。野菜から鮮魚、肉と売り場を巡り、作りたい料理をあたまで組み立てながら、カゴの中はどんどん充実していく。その日だけのプリミティブなインテリアコーディネートがカゴ内で完成を見たところで、レジに向かう。当然だ。出口に向かう訳にはいかない。

 そう、レジに向かわなければならないのだ。しかし、である。ここが今回のコラムの最重要点。モスト・インポータント。コーヨーのレジ前は、寿司売り場になっているのだ。


 寿司売り場はいつもきらきらしている。色取り取りの華やかさで、眺めていると火つきの煙管が幾つも差し出されている遊郭の光景が思い浮かび、「上巻きだな」「鉄火もあるな」「助六に割引シールが貼ってあるな」などと口をもごもごさせている内、弾んできた心のままに手が動いて、僕はひとつの寿司をカゴの上に置いてしまう。インテリアが崩れる瞬間である。

 当然、帰宅した後の晩飯には存在感の強い寿司がいるから、充実させていたカゴの中身は大半が冷蔵庫に押し込まれることになる。通い慣れていて、かつ店舗面積もちょうどよいコーヨーの、唯一の罠がこれだ。

 一方、広過ぎる店舗面積ではあるものの、ライフのレジ前は漬け物売り場になっており、こちらは何とかかわせる。コーディネートを崩すことなく買い物を終えることが出来、結果、冷蔵庫のインテリアも安定する訳だ。


 難しい。なかなか上手くいかない。全てが自分に都合良く最適化されることなどないこの世界において、スーパーマーケットもまた然りだ。僕の徹底的に個人的な日々の葛藤、お分かり頂けただろうか。寿司に高揚する生活の話、これにて幕切れ。
 

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by lofibox | 2017-07-20 20:24 | ノーマルコラム
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