翌日から秋の「うぐいす」キャンプがはじまった。キャンプ地は遠江の浜辺だ。砂浜でうさぎ飛びも辞さない覚悟なのだ!・・・え?ありがちだって?
ハイ!どーんどーんどーん べたべった どどーんどどーん べたでぇ~す
オホン
地獄のベタベタキャンプに突入した我々と別に、広報部長の正宗の孤独な戦いも始まった。とりあえず広報の第一歩として「宣伝広告」を製作してもらう事にし、その案を最低2パターンは上げてもらう事にしてみた。そして使えそうな案を詰めていこう。
「おっけー任せて丸ちゃん!」
返事はなぁ、いいんだけどなぁ。
翌日、意気揚々と僕の前に現れた正宗。プレゼンテーションがはじまった。正宗は語る。 「ひとつめのこんせぷとは、やきゅう のしんぼるをふらんくにいれてみたよ!」
ほぅほぅ、なるほど。コンセプトなんてどこで覚えたんだろう。少し期待してもいいんだろうか。
案1:【太い棒と丸いタマに興味のあるひと、この指と~まれ!】
なるほどね。あーーー、なるほどね!ハッハハ。
ぁぁこのバカは何て実直なんだろう。たまには裏切ってくれよ。予想を。痴女を集めてどうすんだ。イヤ、やぶさかではないんだけれども。いーやいやいや、何をいわすんだバカちんが。
ええぃ、却下だよ却下。まともなヤツをくれよまともなヤツをよ。
「えー、だめなの?? んじゃあねーもうひとつのほういくね!これでぇ~す」
ホッカホッカ あちちち
うーん、なるほどね。頭から尾っぽまで、しっかりと「あん」の「つまった」、
たいやきときましたか。もぐっ うん、うまい。
ハイ!どーんどーんどーん おちでぇ~す どどーんどどーん おちでぇ~す
どーんどーんどーん へくちゅん どどーんどどーん 後半ぐだぐだでした~ いぇ~い。 くしゅん