オヤジの後ろに立つ南蛮人達。ニヤニヤと不適な笑みを浮かべながらこちらを見ている。
解放された人質のように、震えながらこちらに来るオヤジに事情を聞いてみると、オヤジは多くの南蛮人が集まる港町で、めじゃありぃぐの情報を仕入れていたらしい。そこにあの南蛮人達が現れ、自分達はめじゃありぃぐのチームだ、色々聞きまわってるというのはお前か?と、言ってきたというのだ。どこぞのマフィア気取りかと思うような高圧的な態度じゃないか。
ちなみにこのオヤジは多少「いんぐりっしゅ」の心得がある。そういう事にしてくれ。
オヤジが事情を説明すると、彼らは大笑い。ベースボールの最高峰メジャーリーグでプレーする我々相手に、こんな辺境の島国で昨日今日やっとベースボールを思いついたようなヤツらが、いったいなにが出来るっていうんだヘヘヘイクレイジーだZE。とこう言っていたらしい。やけに細かいニュアンスまで聞き分けているじゃないか。オヤジよ。
しかし何て物の言い草だ。馬鹿にするにも程があるってもんだ。
「それでオヤジよ、なんでまたここまでやってきてるんだいこのソース顔軍団は。」
「それが・・・試合をしてやるっていってるんですよ」
What!?