「だって、寒いんだもの」
ハタからみてもどうかと思うような男と、離れられない女。女に理由を尋ねると曰く、このような答えが返ってくる。いつの時代も、そうしたものだ。
「だって、寒いんだもの」
久しぶりにメシでもどう?という友人と、その誘いを断る僕。理由を尋ねられて僕は、このような答えを返す。いつの冬も、僕はこんな感じだ。
ちょっと、ね。寒すぎますね。冬だからって、ここまで冷やすことないでしょうにね。どうかと思いますよ、ホントに。
あれですよ。冬はバカでホーケイだから、加減がわからんのですよ。僕は冬が嫌いだから、悪口を言ってやりました。ふん。