「しかしまぁ、オレはスーパーが好きだなぁ」と、他人事のように思う。
ふと考えてみると、スーパーの入り口前でカゴを手に取り中に入るときのテンションが、その日の最高潮だったという日がわりと頻繁にあって、それを考えると「しかしまぁ、オレはスーパーが好きだなぁ」と思うわけだ。
といって、これは「そんなに他にたのしいことがないのか」という話ではない。僕はスーパーが好きなのだから、言うなればランキングが上位であるということだ。例えば5000円拾ったぐらいではスーパーが上で、これが10000円を超えてくるとスーパーもちょっと危うい。他にわかりやすそうな例えが思いつかないが、思いつくのを待つのも退屈なのでこれでなんとか把握して欲しい。
そんなスーパーだから、入るときはもう「いざ!」という心持ちだ。最初の売り場にたどり着くまでは、自然とかかとが浮いているぐらい高ぶっている。「今日はなにが待ち受けているのか!」そんなふうにも思っていて、「僕はスーパーという舞台を冒険しているのだ!」といってもあながち間違いではないだろう。
それ以上に正解でもないが。