新型インフルエンザも終息に向かっているらしいが、とにかくマスクが不足しているというニュースは、よく見かけていた。過去には、「エアマックス狩り」が社会問題にまで発展しただけに、「マスク狩り」のようなことが起こらなくて本当に良かったと思う。
その場合は当然、マスク狩りを主導するのはヘル・ミッショネルズということになるだろう。奪い取られたマスクは再び市場に出ることなく、ただコレクションされてしまうだけなのだから非常に始末が悪い。マスク不足に拍車が掛かるだけだ。
といって、警察もなかなか手を出せるものではない。なにしろヘル・ミッショネルズには、拳銃など金属製の武器は一切役に立たないのだ。
そう、マグネット・パワーである。
拳銃はおろか、果てはパトカーなども奪われてしまい、移動すらままならなくなることは必然。警察機能は完全に麻痺してしまう。これがヘル・ミッショネルズの恐ろしさなのだ。
僕も、マスクを奪われて新型インフルエンザに倒れる前に、まずクロスボンバーで倒れてしまわないだろうかと日夜不安だったものだが、それも杞憂に終わった。マスク狩りが起こらなくて、本当に良かったと思う。