会社の近くの定食屋の前を通りがかると、
・本日のランチ 「九州風 白湯(パイタン)スープ麺」
という貼り紙がしてあった。
この定食屋、実は普段からよく訪れているお店で、日頃から挑戦的なメニューを出してくるのが特徴である。過去の例を挙げると、「そうめんと月見ハンバーグ定食」に代表される乱暴な抱き合わせ系や、「チキンステーキのバジルソース風味 目玉焼きをそえて」に代表される、無意味なことば遊び系あたりが有名なところだ。
そんなお店だから、
「おっ、今日もがんばっているな」
と、貼り紙をみた僕は思った。
九州風白湯(パイタン)スープ麺なんて僕は聞いたことがないし、このいかにも「創作料理です」といった感じの料理名はまさに挑戦的。フロンティアスピリッツに溢れている。きっとここの店主は、日々新しい料理の研究に余念がないのだろう。しばしばものぐさになりがちな僕などは、見習わなくてはいけない。そうかぁ、九州風で、白湯のスープに麺が入っていて‥‥。
ってそれ、ようするにとんこつラーメンのことじゃないか!