はたしてバンドエイドというものは、ゆっくり剥がすのと勢いよく剥がすのと、どっちが痛くないのだろうか?
こういう疑問を持ったこと、みんな一度はあるだろう。しかし、その答えはいつも感覚的で、科学的な見地からのものではなかったはずだ。研究者の方々も、そんなことを真面目に調べている暇はないというわけである。
ところがこの程、オーストラリアの大学の研究者が、この件について大真面目に調べたらしいのだ。そしてその結果、バンドエイドは勢いよく剥がした方が痛くないということが科学的に判明したのである。そうかぁ、僕はゆっくりの方が痛くない気がしていたけれど、そうだったのかぁ。うーん、なんだか胸のつかえが取れたような気がしてくるぞ。
さて、このニュースを読んで、長年の胸のつかえが取れて、このオーストラリアの研究者の方には大変感謝をしている。ただ、この方の無闇で無邪気な研究心を見込んで、実はもうひとつ科学的な見地から白黒つけて欲しいことがあるのだ。
それは、「トイレットペーパーのシングルとダブルは、結局のところどっちがおケツにやさしいのか」ということである。
「おケツを拭かずんば人に非ず」という諺(ことわざ)があるように、この近代社会においておケツを清潔に保つことは、ヒトという動物であることのひとつの証明ですらある。ヒトは野生のままの行為を囲いのなかで行うことで、近代文明を成り立たせているのだ。
おケツを拭くや否やはそれ程の重要事項だというのに、個人の感覚に任せてシングルだのダブルだの選ばせていていいのか?結局どっちがおケツにやさしく、またおケツがきれいになるのか?
MMRのキバヤシが乗り出してきて、話が全て地球滅亡につながってしまう雑な展開になる前に、僕は明快な答えが欲しい。