生乾きの与太話をモゾモゾと書いてます。読んだアナタの口元が、「ふにゃ」と緩めばしてやったり。日常の隙間にご覧あれ。
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935号 「未知なる宇宙には」
 未知なる宇宙には、たくさんの不思議が詰まっている。

 先日、NASAの火星探査機が撮影した火星表面の画像に、「細長いくねくねとしたヘビのようなもの」が写っていることが発見されたことを伝える記事を見つけた。

 僕のぼんやりとした知識では、火星というのはなかなかに過酷な環境で、そこに生物は「いるのかもしれない」とか「いたのかもしれない」とか、そんなレベルの話だと思っていた。

 ところが、この記事では「いるかいないか」という議論を飛び越えて、「ヘビなんじゃないか」ということを言っている。「火星人はおしなべてタコである」と考えられていたのもそう昔の話ではないが、それでもここに来て「ヘビなんじゃないか」という話になるとは思っていなかったので、僕はおどろいた。

 記事中には、X氏なるなぜか匿名の理学博士の解説もあり、それによれば「ヘビのような複雑な生物が生存している可能性は低いと思う」とのことだった。僕としても、最初に発見される生物ってもっとこうアメーバ的な、微生物のイメージだったので、「そうだよなあ」と頷きかけたのだが、「しかし、可能性の一つとしては」と前置きした上で、

 「ウナギかもしれない」と。


 未知なる宇宙には、たくさんの不思議を自由に詰めることが出来る。

 そして人類は、それをロマンと呼んでいるのだ。
 
 
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# by lofibox | 2016-09-25 22:27 | ノーマルコラム
934号 「薔薇戦争」
 「世界ブラックプディング投げ選手権」という大会が、英国北部の町で行われたらしい。

 日本においても「カニの甲羅投げ選手権」や「柿の種飛ばし選手権」など、様々なモノを投げたり飛ばしたりする大会があることは、よく知られているところだろう。概ね、地域の風習や特産物に由来しているモノを投げたり飛ばしたりしていることが多いと思うが、世界でも似たようなことは行われているということか。同じ人間だもの。

 さて、この大会。ブラックプディングなるものが何かわからないでは内容がイメージ出来ない。調べてみると、豚の血のソーセージであるらしい。うん、ソーセージはなんか投げやすそう。

 で、そのソーセージを投げて、ヨークシャープディングなるものにぶつけて台座から落とす競技であると、記事には書いてある。さて今度はヨークシャープディングがわからないので同様に調べてみたところ、「ふわふわもちもちとしたシュークリームの皮のようなもの」だそうだ。大切なのはイメージなので、「ようなもの」は除外する。つまり、シュークリームの皮だ。


 この妙な取り合わせ、何か由来があるはずだと考えていると、記事の終わりに説明があった。曰く、この大会は100年以上の伝統があり、その由来は15世紀の「薔薇戦争」に遡る、と……。


 ソーセージとシュークリームの皮の話だと思っていたら、いきなり「ベルサイユのあれ」的な単語が出て来た。なるほどさすが英国と言ったところか。ちょっと油断しているとたちまち華麗なる花とゆめの世界に誘われるというわけだ。「トンネルを抜けたら雪国」みたいな感じで。ちがうな。


 本筋に戻ろう。ええと、由来だ。なになに、「伝説によれば、弾薬が尽きた兵士たちがブラックプディングとヨークシャープディングを投げ合って戦ったとされている」。

 されているのかー。


 薔薇のイメージとは遠いが、されているものは仕方がない。ソーセージとシュークリームの皮を投げ合う薔薇戦争があってもいいよ。投げ合っても投げ合っても薔薇、ってね。むしろほんわかしていていいじゃないか。ソーセージサイドがちょっと有利って気もするから、シュー皮サイドに肩入れしてやりたいくらいさ。
 
 
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# by lofibox | 2016-09-14 02:10 | ノーマルコラム
933号 「サンタ・ラン」
 アメリカのネバダ州ラスベガスで、「サンタ・ラン」というイベントが開催されたらしい。

 毎年恒例のこのイベントは、サンタの格好をした人たちがとにかく市内を走り回るという内容で、ハンガリーやドイツでも行われているとのこと。サンタといえばトナカイのソリに乗ってプレゼントを配ってまわるイメージだが、本場の欧米では走り回るサンタもアリなのだろうか。


 いや、ちがうぞ。

 よくよく考えてみれば、僕の知っているトナカイのソリに乗っているサンタは、おじいちゃんサンタだ。白髪髭をたっぷりと蓄えた、恰幅の良いおじいちゃん。とてもじゃないが走ってまわれそうにない。これはもしかすると、もう走れなくなったからトナカイのソリに乗っているのではないだろうか。僕の知っているおじいちゃんサンタも、若い頃は相当走っていたのではないか。

 そう疑問を持って、再度「サンタ・ラン」の記事に載っているイベントの写真を見てみると、やはり思ったとおりだ。全体的に若いサンタが多い。まだまだ走れる年齢である。

 おそらく日本は本場ではないから、引退間際、現役を退く直前のサンタが配されているのだろう。だから僕の知っているサンタはトナカイのソリに乗っているのだ。本場の欧米では若いサンタがバンバン走ってプレゼントを配ってまわっているに違いない。


 これを日本に置き換えてみると、すぐにピンときた。飛脚だ。

 東西を走りまわって荷を届ける。それが贈り物であったりもするだろう。似ている。いや、それだけではない。サンタの接近には「シャンシャンシャン」という鈴の音がお決まりだが、飛脚も同じなのだ。かついだ棒の先に鈴を付けて走りまわっていたと聞く。何ということだろう。サンタと飛脚は非常に近い存在だったのだ。アンビリーバボー。

 ということは、欧米には引退間際の飛脚が配されているはずだから、あちらの飛脚は馬に乗ったりしているのだろうか。或は、佐川急便が一枚噛んでいるのかもしれない。

 佐川急便?

 筆先任せでスイスイと書いて来たが、佐川急便まで出て来てしまってはまともな着地は望めなくなった。それもいい。まあ、ソリを使わず走りまわるサンタを取り上げたことで、そうスベるということはないだろう。あるか。
 
 
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# by lofibox | 2015-12-08 14:12 | ノーマルコラム
932号 「バールのようなもの」
 今、街はバルで溢れている。

 どのくらい前だったろうか、僕がはじめて「バル」という言葉を耳にしたのは。突如として現れた「バル」は、なんだか急激に世間に浸透していったような気がする。あちらこちらで「バルが」「バルが」と言われ始め、一方で僕の「バル」への理解はその速度に全く追いつけないでいた。「バルってなんだろう」とぼんやり考えながら、「バール、と伸ばす人もいるなあ」と気付いたり、「カメラとキャメラみたいなものかな」と思い込んでみたりしていた。

 ところが、その程度しか「バル」のことがわかっていない段階の僕がどんどん混乱していくのに十分な程、様々な「バル」が僕の目や耳に飛び込んでくるのである。段階を踏んで、こんなふうに。

 ・スペインバル
 ・寿司バル
 ・喫茶店バル
 ・カラオケバル
 ・城下町バル
 ・食べ歩きバル
 ・がんバル

 なんとなく「外国的な呑み屋っぽいもの」ぐらいのイメージは持っていた僕を、まず寿司バルが否定した。和もありましたか。と思ったら喫茶店バル。呑み屋じゃなくてもよくなった。次にカラオケバル。そもそも飲食店は関係ないのかも。バルの定義はかなり広そうだ。そこに城下町バル。これは難解。今までのは店っぽさという共通点があったけれど、城下町とは。かと思ったら食べ歩きバル。行動じゃないか。屁理屈とトクホンとバルはどこにでもくっつくということなのか。わからない。がんバルに至ってはダジャレだ。親しみを感じている場合じゃない。どうなっているんだ。

 このようにして、様々な「バル」が説明もなく僕を惑わせた。果たしてバルとは何なのか。どこまでがバルでどこからがバルじゃないのか。いよいよ混乱の度合いが大きくなってしまった僕が、ついに「もしかして僕の家もバルなんじゃないか」「バールのようなものなんじゃないか」と考え始めたのも、必然と言っていいだろう。


 それから時は経ち、昔よりはバルのことがわかるようになりました。
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# by lofibox | 2015-07-07 16:23 | ノーマルコラム
931号 「高野豆腐に座って」
 家の近所の道端にずっと打ち捨てられていた、一脚のソファ。

 ところどころ表面が破れており、中から黄色い綿がはみ出しているそのソファは、雨風に晒されて日ごと汚れが酷くなっていた。最も見た目が酷くなるのはやはり雨の日で、ぐっしょり濡れたマットに染み込み切らない雨が、昔は白かったであろうカバーの表面に浮き出して巨大な高野豆腐のようになっており、ちっとも美味そうじゃないその姿がソファのことながら悲しみを誘う。構造は単純な物で、元々そんなに高級なソファではないように思えるが、それが捨てられた理由なのかは定かではない。

 打ち捨てられたそのソファは、十日程経ってもまだそのままだった。


 ある日、そのソファに人が座っているのが遠くから見えた。近づいてみると、近くの道路で工事をしていた作業員の人たちが、弁当を食べている。そのソファのソファらしいところを初めて目にした僕は、何となく「よかった」というような気持ちになり、同時に「このソファ、これっきりかもなあ」というようなことも思った。


 ところがその数日後、雨の日である。

 「ここは私たちの休憩所なので、弁当を食べないでください」

 こう書いてある紙が、ソファに貼られていたのだ。僕はくらっとした。あまりに狭量な「私たち」。休憩所という定義。ぐしょぐしょの貼り紙。高野豆腐。僕が認識していたよりも遥かに高い濃度で、この世はわからないことだらけであるらしい。興味のない難解なミステリーを無理矢理読まされたような疲労感で、僕はくらくらしながら家に戻った。


 腑に落ちない話だけに、オチはない。
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# by lofibox | 2015-06-25 20:31 | ノーマルコラム